[レポート]講座「ムラキングの妄想と空想カフェ」(2016年10月19日・水)

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[レポート]講座「ムラキングの妄想と空想カフェ」(2016年10月19日・水)

恋愛妄想詩人・ムラキングさんが講師をつとめる講座「ムラキングの妄想と空想カフェ」が、今週水曜10/19の夜、のヴぁ公民館にて開催されました。その様子をレポートします。

この講座では、毎回講師が入念に準備したワークを参加者とともに行い、それぞれの妄想や空想から「詩」をつくっていきます。

今回は、BOOM BOOM SATELLITESのボーカリスト川島道行さんの逝去の報( http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/11/michiyuki-kawashima_n_12436128.html )を受けて、「死」や「喪失」について考えたというムラキングさんから、参加者に「死」についてのインタビューが行われました。

まず、参加者はそれぞれの「別れの経験」や「なくしたもの」を紙に書き出していきます。そして、それを色で分類したり、そこに連想する曲を書き添えたりします。
ひとにもよるのでしょうが、意外とぱっとは出てこないもので、なんとなくお互いに話したり黙ったりして、時間をかけて書いていきました。ちなみにわたしは〈①同僚からの信頼(信用)、②言葉を覚える前の感覚、③祖父のこと、④かつて住んでいた家々〉と書いたところ、「7色のペンが揃ってるみたいに、それぞれに色が違う感じですね」と、ムラキングさんからコメントをもらいました。

そうして、書き出しているうちに、それ自体が詩のようなものになってきたり、そのまわりに詩のようなメモが出来てきたりしたので、それぞれに声に出し、聞き合いました。

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ブレイクをはさんで、後半はムラキングさん自身が、参加者に直球で(?)死についてのインタビューを行い、その答えから詩を書いていきます。

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質問は、例えば、
・死んだら何になる?(と思う?)
・もしかしたら、この時死んでたかもというタイミング
・大切なひとのためならひとを消してもいいと思いますか?
などなど。こうして書いてしまうと何だか鬱々とした雰囲気に感じられますが、講座ではムラキングさんの訥々としてフランクな語り口のせいか、くつろいだ雰囲気でそれぞれの死(生)観がすこしずつ明らかになっていきました。

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出来あがった詩は、直筆の原稿がコピーされ、参加者にお土産として手渡されました。
講座のなかでこの詩たちが読み上げられることはありませんでした。皆々、携えて帰ります。

以上、二時間の濃密な妄想と空想の時間でした。

最後に、レポーターが気になった参加者の詩のようなものを紹介します。



たしかに、日々わたしたちが経験する最も身近な喪失のひとつは「お金」なのかもしれないと、唸らされました。

次回の講座「ムラキングの妄想と空想カフェ」は、
2016年11月2日[水]19:00-21:00 のヴぁ公民館にて開催です!(参加費=200円)

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[文責・写真=ささき]


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